釦金とめがね)” の例文
ボーヴェエ氏が強く主張している一つのことは、靴下留めを縮めるためにその釦金とめがねがずらしてあったということである。これはなんにもならぬ。
外国人向きにつくった金物細工、像、釦金とめがね、ピン等は、みな手法も意匠も立派であった。
ホイルテン師は聖典の釦金とめがねを掛けて、眼鏡を鞘に收め、さつと窓掛を押しのけると、花は日なたに咲きにほふ。嗚呼主の君の受難の花。とげの冠、海綿、苔、釘、五つのおん傷がちやんと見える。
欝金草売 (旧字旧仮名) / ルイ・ベルトラン(著)
しかもこの靴下留めは、マリーが家を出る少し前に彼女がしていたのと同じようなぐあいに、釦金とめがねをずらして引き締めてあるんだぜ。これでもまだ疑うというのは狂人か嘘つきだよ。