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紐釦
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ボタン
ふりがな文庫
“
紐釦
(
ボタン
)” の例文
紐釦
(
ボタン
)
が出ていてこれを踏みさえすれば、隣室に忍んでいる用心棒が私の背後の
闥
(
たつ
)
を排して、ニュウッと現れる仕組みになっていたのであった。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
なんという型のものであるか私には判らぬけれども、ひとめ見た印象で言えば、シルレルの外套である。
天鵞絨
(
ビロード
)
と
紐釦
(
ボタン
)
がむやみに多く、色は見事な
銀鼠
(
ぎんねず
)
であって、話にならんほどにだぶだぶしていた。
ダス・ゲマイネ
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
驚破
(
すわ
)
といわば、スグその指の下の
紐釦
(
ボタン
)
を押さんばかりの姿勢であった。紐釦を押せば、たちまち階下から小間使なり、女中なりが駈け上って来るのは必定であった。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
紐
漢検準1級
部首:⽷
10画
釦
漢検準1級
部首:⾦
11画
“紐”で始まる語句
紐
紐育
紐帯
紐線
紐小刀
紐鎖
紐長
紐鶏頭
紐氷柱
紐下