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船饅頭
ふりがな文庫
“船饅頭”の読み方と例文
読み方
割合
ふなまんじゅう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふなまんじゅう
(逆引き)
それから
比丘尼
(
びくに
)
(比丘尼姿の売女)とか、
船饅頭
(
ふなまんじゅう
)
(浜辺の小舟で売色した私娼)という下等の売春婦に、江戸の市民は決して近づかない。
平次放談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
近頃、岡場所のお取締りがきびしいため、大阪の川筋に
苫舟
(
とまぶね
)
をうかべ、江戸の
船饅頭
(
ふなまんじゅう
)
やお千代舟などにならった
密売女
(
かくしばいた
)
が、おびただしい
殖
(
ふ
)
え
方
(
かた
)
をいたしおる。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蜀山人
(
しょくさんじん
)
が
吟咏
(
ぎんえい
)
のめりやすにそぞろ
天明
(
てんめい
)
の昔をしのばせる
仮宅
(
かりたく
)
の
繁昌
(
はんじょう
)
も、今は
唯
(
た
)
だ
蘆
(
あし
)
のみ茂る
中洲
(
なかす
)
を過ぎ、気味悪く人を呼ぶ
船饅頭
(
ふなまんじゅう
)
の声を
塒
(
ねぐら
)
定めぬ
水禽
(
みずとり
)
の
鳴音
(
なくね
)
かと怪しみつつ
新大橋
(
しんおおはし
)
をも
後
(
あと
)
にすると
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
船饅頭(ふなまんじゅう)の例文をもっと
(4作品)
見る
“船饅頭”の意味
《名詞》
江戸時代、隅田川の船で買春を行った売春婦。
(出典:Wiktionary)
“船饅頭”の解説
船饅頭(ふなまんじゅう)は、江戸時代に江戸の海辺で小舟で売春した私娼である。
(出典:Wikipedia)
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
饅
漢検1級
部首:⾷
20画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“船”で始まる語句
船
船橋
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