ツヌ)” の例文
」であるとか、「ツヌ」であるとか、「シヌブ」、「シヌ」という風な現在「の」と発音するものは、昔は「ぬ」と言って、その「ぬ」には「怒」を使って「奴」を使った例はない。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
わぎも子に猪名野ヰナヌは見せつ。名次ナスキ山 ツヌの松原 いつかしめさむ(黒人——万葉巻三)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)