“騎手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のりて60.0%
きしゅ10.0%
きしゆ10.0%
ジョッキー10.0%
ジョッケイ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは一九〇二年ごろである、初めて書いたのが「海に行く騎手のりて」であつた。これは荒い海と闘ふ漁師たちの生活をアラン島の人々の言葉で書いたもの。
アラン島 (新字新仮名) / 片山広子(著)
第四コーナーまで後方の馬ごみに包まれて、黒地に白い銭形紋ぜにがたもんらしの騎手きしゅの服も見えず、その馬に投票していた少数の者もほとんどあきらめかけていたような馬が
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
その後に、二臺のほろをはねた馬車が續いてゐた。ひら/\と飜る面紗ヴェールや搖れ動く帽子の羽毛うまうなどがその乘物に一杯だつた。騎手きしゆの中二人は若い元氣のよさゝうな紳士だつた。
それは競馬界で島崎とよばれている売出しの騎手ジョッキーだった。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
身体からだの丈夫なことは、まるでブリキで作った騎手ジョッケイのようで、落しても転がしても、決してこわれるようなことはないんでございまス。