“カド”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かど
語句割合
77.8%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カドのべの かく夜深きに また ひとり通る
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
狂言だけについて言つても、あの中におのづから描写せられてゐる其時世装の上に、気随な大名・諸侍シヨザムラヒや、水破スツパ無頼の徒や、人妻カドひ・放蕩人の類として現れてゐる。
「さうや さかいに」 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
路次カドの電柱に懸かつた医者の広告板なのだが、その姓をどう読んでいいか分らなかつた、そのまはりに蛾が沢山、それを照明してゐる電燈のまはりにも、とまつたり飛んだりしてゐる。
夏の夜の話 (新字旧仮名) / 中原中也(著)