“かどはか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
誘拐85.7%
勾引9.5%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「五人の子供を一ぺんに誘拐かどはかす工夫はありませんよ。おどかしたつて、だましたつて、人目につかないやうに、何處へもつれて行けないぢやありませんか」
愚なる者なればこそ人にも勾引かどはかされ候て、帰りたき空さへ見えぬ海山の果に泣倒れ居り候を、誰一箇たれひとりあはれみて救はんとは思召し被下候くだされさふらはずや。御前様にも其の愚なる者を何とも思召おぼしめ被下候くだされさふらはずや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
誰か這入つて來て、私をかどはかしはしないかと云ふ、大へん妙な、恐ろしい不安を感じながら、そこで、永い間、歩き𢌞つてゐた。