勾引かどはか)” の例文
追駈おひかけ昌次郎と途中にて行違ひと成り梅一人河原にまち居たる所雲助風俗ふうぞくの者女を勾引かどはかし來り打叩くをかたはらにて梅は驚き迯出にげいだす所を又其者梅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
愚なる者なればこそ人にも勾引かどはかされ候て、帰りたき空さへ見えぬ海山の果に泣倒れ居り候を、誰一箇たれひとりあはれみて救はんとは思召し被下候くだされさふらはずや。御前様にも其の愚なる者を何とも思召おぼしめ被下候くだされさふらはずや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
勾引かどはかさんとするをり人違ひとちがひ等にて九郎兵衞か惣内の中にて兩人を殺し其始末にこまりし處より首を切て知れぬ樣になさんため衣類を着せかへ九助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
勾引かどはかしはいたしませんが彼は友達の松五郎と云が連來つれきたりまして我姪わがめひなりと段々だん/\たのみまする故據ろなく三浦屋は私し名前にして賣込うりこみたる趣きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)