“かどわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
誘拐69.2%
勾引15.4%
7.7%
門佗7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その内でも優れた美人を誘拐かどわかして犠牲にし、連夜ひそかに悪魔の呪法をして将軍家光を調伏する計画だったのです。
角「それがサ、あのお梅という七歳なゝつの時に保泉村の原中で勾引かどわかされたおえいという娘だが、何うしてそれを貴方あんたが娘にしなすったえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私は烏啼天駆にかどわかされて、彼奴の後宮ハレムへ入れられちまったんです。もっとも私の役は、後宮の一員として彼奴に仕えることでなく、実は後宮の美女たちに仕える女の役を仰せつかったんです。
人通りも少ない裏町で、堀の石橋が枯れ柳にいて見え、角に一軒の茶店がある。——武大の住居すまいは、その茶店をやっている王婆さんの北隣だった。門佗かどわびしげな、一枚の芦簾あしすだれへ向って、武大が
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)