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角
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かく
ふりがな文庫
“
角
(
かく
)” の例文
しかしあの
逞
(
たくま
)
しいムツソリニも一
椀
(
わん
)
の「しるこ」を
啜
(
すゝ
)
りながら、
天下
(
てんか
)
の
大勢
(
たいせい
)
を
考
(
かんが
)
へてゐるのは
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
想像
(
さうぞう
)
するだけでも
愉快
(
ゆくわい
)
であらう。
しるこ
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
妙子に
質
(
ただ
)
してみないことには、彼女がどう云う考でそんなことを云っているのか諒解に苦しむ点が多いのであったが、それは
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
たゞ早く死んだ和作の父親が不運で、長寿ではなかつたが
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も十何年か後れた徳次郎の父は、得意時代の一部を見たわけだつた。
朧夜
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
小僧の長吉と、下女のお
角
(
かく
)
を呼んで訊くと、お村が外へ出たのは
亥刻
(
よつ
)
過ぎらしく、外から男が合図していたというので口が合います。
銭形平次捕物控:087 敵討果てて
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「さあおあがりなさい。これは天国の天ぷらというもんですぜ。
最上等
(
さいじょうとう
)
のところです」と
言
(
い
)
いながら
盗
(
ぬす
)
んで来た
角
(
かく
)
パンを出しました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
しかしその菫菫菜が我がスミレの
何
(
いず
)
れに
中
(
あた
)
るかは今
遽
(
にわ
)
かに分り兼るが
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
スミレのある一種の名でそれは支那でそういうのである。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
が、
折角
(
せっかく
)
の
依
(
たの
)
みとあって
見
(
み
)
れば
何
(
なん
)
とか
便宜
(
べんぎ
)
を
図
(
はか
)
って
上
(
あ
)
げずばなるまい。
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
母人
(
ははびと
)
を
瀑壺
(
たきつぼ
)
のところへ
連
(
つ
)
れてまいるがよかろう……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
理屈は
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
として、何もかもがヤタラに面倒臭くなって来たようだ。どうせ破れカブレの罰当り仕事だ。後は野となれ山となれだ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
画だっても、
巴里
(
パリ
)
の町で見る
affiche
(
アフィッシュ
)
のように気の利いたのはない。しかし
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
広告柱があるだけはえらい。これが一つ。
独身
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
然
(
しか
)
しまさか母死すなんて事が冗談に
云
(
い
)
えるもんじゃない、
殊
(
こと
)
に
依
(
よ
)
ると何か変事でも起ったのかも知れない、——
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
行ってみよう」
殺生谷の鬼火
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
いつもまにか、ふと、赤い
角
(
かく
)
ずきんをかぶった、みょうな顔のおばあさんが、どこから出て来たか、ふと目の前にあらわれました。
ジャックと豆の木
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
私はそれは非常に不自然なことだと云ふことが第一に感ぜられます。
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、それがどう育つてゆくか枯れるかは未知の問題ですわね。
私信:――野上彌生様へ
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
薬売りは
顫
(
ふる
)
えあがったそうで、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
主人にあって、その
顛末
(
てんまつ
)
を語りますと、主人のいわれるには、思い当ることがあるというのです。
糸繰沼
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
至極
(
しごく
)
静かに知らせるといっていたが、それは
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
何
(
いず
)
れの僧侶に訊ねても、この寺へ知らせに来るというのは、真実のものらしい。
テレパシー
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
それは
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、キーシュの狩はその後も成功つづきです。
意気地
(
いくじ
)
のない村人たちは、彼が取った肉を運ぶのに
忙
(
せわ
)
しいという有様でした。
負けない少年
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
大友少年は、怪老人のキラキラ光る
角
(
かく
)
メガネと、もの言うたびに、ユラユラする白ひげを、あっけにとられて、ながめていました。
透明怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
何故? とお訊きになるでしょうね。さあ何う云ったらよろしいやら、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
どうも悪かったので、虫がついたのでございますよ。
奥さんの家出
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
……
私
(
わたし
)
の
身邊
(
しんぺん
)
には、
生
(
あい
)
にくそんな
新造
(
しんぞ
)
は
居
(
ゐ
)
ないが、とに
角
(
かく
)
、ふくろにして
不氣味
(
ぶきみ
)
がる。がふくろの
聲
(
こゑ
)
は、そんな
生優
(
なまやさ
)
しいものではない。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「これに
就
(
つ
)
きましては、いろいろ申しあげたいことがございますが、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、御子息の死骸をお眼にかけたうえで、申しあげます」
悪僧
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
おおそうそう、宵に
母屋
(
おもや
)
の律師さまから頂いた大根の葉の煮ものがここにある。これを菜にして
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
箸に口をつけてご覧なさい。
ある日の蓮月尼
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
雨
(
あめ
)
は、しだいに
小降
(
こぶ
)
りになってきました。
少年
(
しょうねん
)
は、
両手
(
りょうて
)
に、四
角
(
かく
)
のかんや、びんを
包
(
つつ
)
んだのを
抱
(
かか
)
えて、
自動車
(
じどうしゃ
)
にもどってきました。
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、あの原稿は徹頭徹尾、君のそういう思い過しに出ているものだから、大変お気の毒だけれども書き直してはくれないだろうか。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
此日
(
このひ
)
も
宗助
(
そうすけ
)
は
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
もと
思
(
おも
)
つて
電車
(
でんしや
)
へ
乘
(
の
)
つた。
所
(
ところ
)
が
日曜
(
にちえう
)
の
好天氣
(
かうてんき
)
にも
拘
(
かゝは
)
らず、
平常
(
へいじやう
)
よりは
乘客
(
じようきやく
)
が
少
(
すく
)
ないので
例
(
れい
)
になく
乘心地
(
のりごゝち
)
が
好
(
よ
)
かつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
是等を救助せずして静まるべきの筋にあらずとて、先づ救民小屋
造立
(
つくりたて
)
の間、本所
回向院
(
えこういん
)
、
谷中
(
やなか
)
天王寺、
音羽
(
おとは
)
護国寺、
三田
(
みた
)
功運寺
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
どうして斯樣な人が叔母の家を借りて居たのか、
皆目
(
かいもく
)
私には解りませんでしたが、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
村の旦那衆がよく集るところではありました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
女はお
角
(
かく
)
といって、年が年だけに応待も行儀もひと通り心得ているらしいので、津の国屋では故障なしに雇い入れることに決めた。
半七捕物帳:16 津の国屋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
この場合面と向って愚図愚図云合おうよりは勢を示して
一先
(
ひとまず
)
外へ出た上、何とか適宜の処置を取ろうと思い定めたのである。
夏すがた
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
見れば、自分の爲に新しい
茶碗
(
ちやわん
)
と
角
(
かく
)
の
箸
(
はし
)
までが用意されてあツた。周三は一
種
(
しゆ
)
暖
(
あつたか
)
い
情趣
(
じやうしゆ
)
を感じて、何といふ意味も無く
悦
(
うれ
)
しかつた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
其處
(
そこ
)
に
何者
(
なにもの
)
かゞ
居
(
を
)
るに
相違
(
さうゐ
)
ない、
人
(
ひと
)
か、
魔性
(
ましやう
)
か、
其樣
(
そん
)
な
事
(
こと
)
は
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
られぬ、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
探險
(
たんけん
)
と
覺悟
(
かくご
)
したので、そろ/\と
丘
(
をか
)
を
下
(
くだ
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
主人
(
しゆじん
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
は
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
明日
(
あす
)
のことにするからといつた
丈
(
だけ
)
だといふ
返辭
(
へんじ
)
である。
勘次
(
かんじ
)
はげつそりとして
家
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
ると
蒲團
(
ふとん
)
を
被
(
かぶ
)
つて
畢
(
しま
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
私
(
わたし
)
はばけものといふものは
非常
(
ひぜう
)
に
面白
(
おもしろ
)
いものだと
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
るので、
之
(
これ
)
に
關
(
くわん
)
するほんの
漠然
(
ばくぜん
)
たる
感想
(
かんさう
)
を、
聊
(
いさゝ
)
か
茲
(
こゝ
)
に
述
(
の
)
ぶるに
過
(
す
)
ぎない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
然れども事実として、我は牢獄の
中
(
うち
)
にあるなり。今更に歳の数を
算
(
かぞ
)
ふるもうるさし、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
に我は数尺の牢室に
禁籠
(
きんろう
)
せられつゝあるなり。
我牢獄
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
そして、それと同じ庭園の一部らしいところで、お鳥が片手に
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
をつき、一方の肩に寫眞機を入れた
角
(
かく
)
カバンをかけてゐるのもある。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、見たところ飛行機の型をして居り、申訳でいいから、エンジンもついて居り、プロペラの恰好をしたものがついて居ればいいのだ
戦時旅行鞄:――金博士シリーズ・6――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
このモダーンガールというものの好みの審美的考察は
如何
(
いかん
)
、
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
その美しさの種類は、「洋風」の美しさが基本となっている。
新古細句銀座通
(新字新仮名)
/
岸田劉生
(著)
江戸の
開城
(
かいじょう
)
その事
甚
(
はなは
)
だ
奇
(
き
)
にして当局者の
心事
(
しんじ
)
は
解
(
かい
)
すべからずといえども、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
その
出来上
(
できあが
)
りたる
結果
(
けっか
)
を見れば
大成功
(
だいせいこう
)
と認めざるを得ず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
『さて
此
(
この
)
鼠
(
ねずみ
)
に
何
(
なに
)
を
話
(
はな
)
してやらうかしら?
大抵
(
たいてい
)
皆
(
みん
)
な
變
(
へん
)
な
事
(
こと
)
ばかりだが、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
話
(
はな
)
しても
關
(
かま
)
はないだらう』と
愛
(
あい
)
ちやんが
思
(
おも
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
どちらかといえば
角
(
かく
)
で
赭
(
あか
)
ら
顔
(
がお
)
のほうで、それに
痘瘡
(
ほうそう
)
の
痕
(
あと
)
がいっぱいござりましてな、右の
小鬢
(
こびん
)
に、少々ばかり
薄禿
(
うすはげ
)
が見えまするで
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
偶々
(
たまたま
)
感じ候故
序
(
ついで
)
に申上候。荒木令嬢の事、
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
相迎
(
あいむかえ
)
候事と決心仕候。
併
(
しか
)
し随分苦労の種と存候。夜深く相成候故
擱筆
(
かくひつ
)
仕候。草々不宣。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
第十代
(
だいじゆうだい
)
崇神天皇
(
すじんてんのう
)
と、
次
(
つ
)
ぎの
垂仁天皇
(
すいにんてんのう
)
の
頃
(
ころ
)
から、
前
(
まへ
)
が
角
(
かく
)
で
後
(
うしろ
)
の
圓
(
まる
)
い
前方後圓
(
ぜんぽうこうえん
)
の
立派
(
りつぱ
)
な
車塚
(
くるまづか
)
が、
築
(
きづ
)
かれるようになつたことは
疑
(
うたが
)
ひありません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
何か不吉なことがあると、必らずこの音を聞いたと、この自伝の中に書いてあるが、これが
爰
(
ここ
)
に
所謂
(
いわゆる
)
『不吉な音』の
大略
(
たいりゃく
)
であるのだ。
不吉の音と学士会院の鐘
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
だが
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
神楽坂は、私にとっては東京の中で最も好きな街の一つだ。こないだも芝の方に住んでいる友達が来て私にいった。
早稲田神楽坂
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
庭
(
にわ
)
へ
向
(
む
)
いた
縁
(
えん
)
ばな——
金魚鉢
(
きんぎょばち
)
から六
尺
(
しゃく
)
ほどのへだたりがあつたが、その
縁
(
えん
)
ばなにウィスキイの
角
(
かく
)
びんと、九
谷
(
たに
)
らしい
盃
(
さかずき
)
が二つおいてあつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
赤と黄と
緑
(
みどり
)
と青と
紫
(
むらさき
)
との五
色
(
しき
)
のしまのはいった
着物
(
きもの
)
をつけ、三
角
(
かく
)
の金色の
帽子
(
ぼうし
)
をかぶり、
緋色
(
ひいろ
)
の
毛靴
(
けぐつ
)
をはいて、ぶらりとさがっていました。
活人形
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
然
(
しか
)
し、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、その時、私の眼に映じましたのは、小さい
乍
(
なが
)
らも人間の形を具えた三ヶ月ほどの胎児でありました。私はぞっと致しました。
手術
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
僕は忙しくてとてもそんな所へ出かける
理由
(
わけ
)
には行かぬというと、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
非常に忙しいからとても教えられないと体よく断られてしまった。
先生を囲る話
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
上述の様な間違を起すことが稀にはあっても、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
慣れぬ旅をする人に取りては、輯製二十万分の図よりも頼りになるものでありました。
登山談義
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、
庫裡
(
くり
)
——二三年前まで留守居の男のゐた庫裡を掃除して、そこに
住居
(
すまひ
)
することの出来る準備を世話人達がして呉れた。
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
不好
(
いや
)
な
處
(
ところ
)
へいや/\ながら
出
(
で
)
かけて
行
(
ゆ
)
くのかと
怪
(
あやし
)
まるゝばかり
不承無承
(
ふしようぶしよう
)
にプラツトホームを
出
(
で
)
て、
紅帽
(
あかばう
)
に
案内
(
あんない
)
されて
兔
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
茶屋
(
ちやゝ
)
に
入
(
はひ
)
つた。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
折
(
おり
)
から
下坐敷
(
したざしき
)
より
杯盤
(
はいばん
)
を
運
(
はこ
)
びきし
女
(
おんな
)
の
何
(
なに
)
やらお
力
(
りき
)
に
耳打
(
みゝうち
)
して
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
下
(
した
)
までお
出
(
いで
)
よといふ、いや
行
(
ゆ
)
き
度
(
たく
)
ないからよしてお
呉
(
く
)
れ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“角”の解説
角(つの)とは、動物の主に頭部にある堅く突き出た構造のこと。また、それに似た形状のものを指して角と呼ぶこともある。
(出典:Wikipedia)
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
“角”を含む語句
小角
角力
一角
角立
四角
角燈
角町
直角
触角
折角
兎角
巌角
角々
鹿角
稜角
真四角
角兵衛獅子
三角形
角度
衝角
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