“耳打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みゝうち42.9%
みみう28.6%
みみうち14.3%
みゝう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おりから下坐敷したざしきより杯盤はいばんはこびきしおんななにやらおりき耳打みゝうちしてかくしたまでおいでよといふ、いやたくないからよしてお
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
魚心堂がこっちから見ていると、長庵しきりに駕籠屋に耳打みみうちして、駕籠屋は何かうなずいている。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私は翌早朝そんな事は聞かぬふりして午前五時に出立しゅったつする際に、兄は何か弟に耳打みみうちして居りました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
主人しゆじんむら駐在所ちうざいしよ巡査じゆんさ耳打みゝうちをした。巡査じゆんさあるぶらつと勘次かんじうちつた。あさからあめなので勘次かんじ仕事しごとにもられず、火鉢ひばちすこしづゝべてあたつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)