“みみうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳語66.7%
耳打33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて牝馬の傍へ寄って耳語みみうちをすると、牝馬は源の馬のたてがみんで、それを振廻して、もうさんざんにじらした揚句、さも嬉しそうな嘶きを揚げる。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と安川君に丈け耳語みみうちして、ソコ/\に部屋を出た。人事課へと志して二三歩よろめいたが、昨日の高言を思い出して踏み止まった。会社の意志は辞令より明瞭に現れている。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
私は翌早朝そんな事は聞かぬふりして午前五時に出立しゅったつする際に、兄は何か弟に耳打みみうちして居りました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)