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網
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もう
ふりがな文庫
“
網
(
もう
)” の例文
「それッ、江戸の廻しもの唐草銀五郎、またしきりにそこらを
嗅
(
か
)
ぎまわる
天満
(
てんま
)
浪人や、手先の犬どもを、一
網
(
もう
)
打尽
(
だじん
)
にしてしまえ」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「君子は
釣
(
ちょう
)
して
網
(
もう
)
せずでございますな、いったん釣りの細かいところの趣味を味わった者には、御隠居の前だが、網なんぞは
大味
(
おおあじ
)
で食べられません」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
珊瑚礁架橋機
(
さんごしょうかきょうき
)
あり、都市防衛電気
網
(
もう
)
あり、組立式戦車
要塞
(
ようさい
)
あり、輸送潜水艦列車ありというわけで、どれもこれも買って行きたいものばかりで目うつりして決めかねる。
共軛回転弾:――金博士シリーズ・11――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ながらく
捕
(
と
)
らえ
得
(
え
)
なかった
武田伊那丸
(
たけだいなまる
)
、またふたりの者まで、一
網
(
もう
)
に
召捕
(
めしと
)
り得たのは、いつにかれの
訴
(
うった
)
えと、そちの
手柄
(
てがら
)
じゃ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「聞いてみない方より、聞いてみた方がいいだろうネ。しかしこんなくだらん騒ぎに、こんなに皆が一つ処に固まってしまうのじゃあ、完全な警戒
網
(
もう
)
でございとは、ちょっと云えないと思うが、どうだ」
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「——もし宋江が
報
(
し
)
らせにきてくれなかったら、おれたちは一
網
(
もう
)
打尽
(
だじん
)
になるところだった。さっそく何とか考えずばなるまい」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宋江、呉用、の大物から以下の賊将どもまで、一
網
(
もう
)
打尽
(
だじん
)
とすることは、まさに今夜にあり——という計だった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ちょうどいい! お家の秘密をうかがう奴めら、今夜を期して一
網
(
もう
)
打尽
(
だじん
)
だ」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“網”の解説
網(あみ、网)とは、柔軟性に富む糸や鋼線などを格子状に結びつけた形状の製品。ネット(en: net)ともいう。
(出典:Wikipedia)
網
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“網”を含む語句
金網
天網恢々
手網
玉網
大網
攩網
蛛網
横網町
鳥網
網曳
投網
網膜
網羅
鉄網
小網町
網引
小網
一網
鉄条網
天網
...