“網曳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あび33.3%
あびき33.3%
あみひ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝びらき明けゆく不二の大前に網曳あびき舟榜ぐ三保の崎はも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
今日は網曳あびきする者もなく、運動するひとの影も見えず。を負える十歳とおあまりの女の子の歌いながら貝拾えるが、浪子を見てほほえみつつかしらを下げぬ。浪子は惨としてみつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
この、今日きょうはじめて一つの数から教えこまれようとしている小さな子どもが、学校から帰ればすぐに子守りになり、麦搗むぎつきを手つだわされ、網曳あみひきにゆくというのだ。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)