“鳥網”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうもう33.3%
となみ33.3%
とりあみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「曹操とても、兵学に通じておるもの。いかでさような計略におちいろう。お考えは至妙なりといえど、おそらく鳥網ちょうもう精緻せいちにして一ちょうかからず、獲物のほうでその策には乗りますまい」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巻十七(四〇一一)の長歌で家持が、「あしひきのをてもこのもに鳥網となみ張り」云々うんぬんと使ったのは、此歌の模倣で必ずしも都会語ではなかっただろう。「かなる間しづみ」はよく分からない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
屋根やねうへかくして、そらとほ小鳥ことりにつかないやうにしてあります。その小屋こや周圍まはりに、ほそ丈夫ぢやうぶいとんだ鳥網とりあみおほきなのが二つも三つもつてあるのです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)