“あるなし”の漢字の書き方と例文
語句割合
有無100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「師範学校? 師範学校とは少し変だな。」私は、女がまた出鱈目を云っているのか、それとも、そう思っているのか、と、真個(ほんとう)に教育の有無(あるなし)をも考えて見た。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
座敷(ざしき)へは婢女(をんな)ばかり出(だ)して私(わたし)は齒(は)が痛(いた)いの頭痛(づつう)のと言(い)つて、お客(きやく)の有無(あるなし)にかゝはらず勝手氣儘(かつてきまゝ)の身持(みもち)をして呼(よ)ばれましたからとて返事(へんじ)をしやうでもない、あれをば他人(ひと)は何(なん)と見(み)ましたか
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いやあれは椀カケとも言い、揺鉢(ゆりばち)とも言って、あれで川の底や山の間の砂を淘(よな)げてみて金の有無(あるなし)を調べるんで。しかしあれだけの子供で、あれだけの慾があるのはなんにしても感心なことだ。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)