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有
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あろ
ふりがな文庫
“
有
(
あろ
)” の例文
其一ヶ所に恐しいアバズレの、爾サ宿場女郎のあがりでも
有
(
あろ
)
うよ、でも顔は一寸と好い二十四五でも有うか或は三十位でも有うかと云う女が居た
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
一体何者だろう? 俺のように
年寄
(
としと
)
った母親が
有
(
あろ
)
うも
知
(
しれ
)
ぬが、さぞ夕暮ごとにいぶせき
埴生
(
はにゅう
)
の
小舎
(
こや
)
の戸口に
彳
(
たたず
)
み、
遥
(
はるか
)
の空を
眺
(
ながめ
)
ては、命の綱の
掙人
(
かせぎにん
)
は戻らぬか、
愛
(
いと
)
し我子の姿は見えぬかと
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
大きさは約四尺も
有
(
あろ
)
う、真黒で頭の大きい何とも分らぬ
怪物
(
かいぶつ
)
だ、
流石
(
さすが
)
の悪僧も目前にこんな
奇
(
あや
)
しみを見て深く身の非を知りその夜住職を
起
(
おこ
)
してこの事を
懺悔
(
ざんげ
)
し、その後は
打
(
うっ
)
て変って品行を謹しみ
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
忌嫌
(
いみきら
)
う間違ッた人も
有
(
あろ
)
うけれど一日でも此
巴里
(
ぱり
)
に探偵が無かッて見るが好い悪人が
跋扈
(
ばっこ
)
して巴里中の人は
落々
(
おち/\
)
眠る事も出来ぬからさ、私は探偵の職業を
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
聞終りて警察長は「是で最う何も彼も明々白々だ」と呟き予審判事も同じ思いと見え「
左様
(
さよう
)
、明々白々です、外に
何
(
ど
)
の様な事情が
有
(
あろ
)
うとも藻西太郎が此事件の罪人と云う事は争われぬ」
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
▼ もっと見る
成らず又同じ支那人が決して二人まで
有
(
あろ
)
うとは思われぬ併し果して陳施寧として見れば先ず清国領事に掛合も附けねばならず兎に角日本人が支那人に殺された事で有るゆえ実に容易ならぬ事件で有る(大)私しも
夫
(
それ
)
を
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
“有”の意味
《名詞》
(あり)存在すること。主に表やリストの中で 無 と対比して用いる。
《動詞》
(あ-り)ある。もつ。
(出典:Wiktionary)
“有”の解説
有(う、sa: bhava)とは、仏教用語で衆生としての生存、存在状態を表すことばである。
(出典:Wikipedia)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“有”を含む語句
所有
難有
有合
有難
有無
有名
有之候
仰有
有様
有之
中有
有情
有所
未曾有
有明
希有
有為
有仰
有司
有平糖
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