“雑賀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいが50.0%
さいか30.0%
サイカ10.0%
サイガ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀州の畠山貞政はたけやまさだまさが、根来ねごろ雑賀さいが党などの一揆いっきをかたらい、海陸から大坂へ迫ろうとしている。勢い猛烈、油断ならずとある。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここには、さきに宮中御産祈祷の件で、その真相調べのため、鎌倉から派遣されていた武者所の雑賀さいか隼人、長井遠江守とおとうみのかみ
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アルベキテイヲ結構ニ飾置カザリオキ、御勅使、御奉行衆ヘ相渡シ、八月二日ヒツジノ刻、雑賀サイカノ浦、淡路島ヨリ数百艘ノ迎ヘ船ヲ寄セ、端城ハジロノ者ヲ始メトシテ、右往左往ニ縁々ユカリユカリヲ心ガケ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長公ノ御時ニサヘ、従ハザル諸所ヲ、カク僅カバカリノ間ニ、根来寺ネゴロジ雑賀サイガ熊野山中クマノサンチユウ高野領カウヤリヤウニマデ亘リテ、コトゴトク打チナビケ給フ、果断、決断ノ程、ヨク勘弁シテ見ルベシ。又アンヤ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)