雑賀さいか)” の例文
ここには、さきに宮中御産祈祷の件で、その真相調べのため、鎌倉から派遣されていた武者所の雑賀さいか隼人、長井遠江守とおとうみのかみ
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義昭は、またあたふたと、紀州方面へ遁走とんそうした。そして、熊野の僧や、雑賀さいかの徒を、しきりと煽動せんどうして
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わずかにたのんでいた上杉謙信もいた。紀州地方の雑賀さいか門徒も、信長にくだってしまった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)