“引殘”の読み方と例文
新字:引残
読み方割合
ひきのこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椿(つばき)の梢(こずゑ)には、つい此(こ)のあひだ枯萩(かれはぎ)の枝(えだ)を刈(か)つて、その時(とき)引殘(ひきのこ)した朝顏(あさがほ)の蔓(つる)に、五(いつ)つ六(む)つ白(しろ)い實(み)のついたのが、冷(つめた)く、はら/\と濡(ぬ)れて行(ゆ)く。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
利根川(とねがは)の流(ながれ)が汎濫(はんらん)して、田(た)に、畠(はたけ)に、村里(むらざと)に、其(そ)の水(みづ)が引殘(ひきのこ)つて、月(つき)を經(へ)、年(とし)を過(す)ぎても涸(か)れないで、其(そ)のまゝ溜水(たまりみづ)に成(な)つたのがあります。……
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)