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引殘
ふりがな文庫
“引殘”の読み方と例文
新字:
引残
読み方
割合
ひきのこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきのこ
(逆引き)
椿
(
つばき
)
の
梢
(
こずゑ
)
には、つい
此
(
こ
)
のあひだ
枯萩
(
かれはぎ
)
の
枝
(
えだ
)
を
刈
(
か
)
つて、その
時
(
とき
)
引殘
(
ひきのこ
)
した
朝顏
(
あさがほ
)
の
蔓
(
つる
)
に、
五
(
いつ
)
つ
六
(
む
)
つ
白
(
しろ
)
い
實
(
み
)
のついたのが、
冷
(
つめた
)
く、はら/\と
濡
(
ぬ
)
れて
行
(
ゆ
)
く。
湯どうふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
利根川
(
とねがは
)
の
流
(
ながれ
)
が
汎濫
(
はんらん
)
して、
田
(
た
)
に、
畠
(
はたけ
)
に、
村里
(
むらざと
)
に、
其
(
そ
)
の
水
(
みづ
)
が
引殘
(
ひきのこ
)
つて、
月
(
つき
)
を
經
(
へ
)
、
年
(
とし
)
を
過
(
す
)
ぎても
涸
(
か
)
れないで、
其
(
そ
)
のまゝ
溜水
(
たまりみづ
)
に
成
(
な
)
つたのがあります。……
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
引殘(ひきのこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
殘
部首:⽍
12画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引殘”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花