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殘
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のこん
ふりがな文庫
“
殘
(
のこん
)” の例文
新字:
残
さしもに
廣
(
ひろ
)
きネープルス
灣
(
わん
)
も
眼界
(
がんかい
)
到
(
いた
)
らぬ
隈
(
くま
)
はなく、おぼろ/\に
見
(
み
)
ゆるイスチヤの
岬
(
みさき
)
には
廻轉燈明臺
(
くわいてんとうめうだい
)
の
見
(
み
)
えつ、
隱
(
かく
)
れつ、
天
(
てん
)
に
聳
(
そび
)
ゆるモリス
山
(
ざん
)
の
頂
(
いたゞき
)
にはまだ
殘
(
のこん
)
の
雪
(
ゆき
)
の
眞白
(
ましろ
)
なるに
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
呼ぶスハヤ
尤物
(
いうぶつ
)
は
此中
(
このうち
)
に在るぞと三人鵜の目鷹の目見つけなば
其所
(
そこ
)
に
入
(
い
)
らんとする樣子なり我は元より冷然として先に進み道のかたへの
菫
(
すみれ
)
蕗
(
ふき
)
の
薹
(
たう
)
蒲公英
(
たんぽゝ
)
茅花
(
つばな
)
など
此
(
こゝ
)
に
殘
(
のこん
)
の春あるを
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
椈、楢の闊葉はとくに落ちて、血潮の樣に赤い
殘
(
のこん
)
の楓のみがちらほら眼に付く。
黒岩山を探る
(旧字旧仮名)
/
沼井鉄太郎
(著)
頼
(
たの
)
むは
少
(
わか
)
き
船頭衆
(
せんどうしう
)
とて、さみしく
手
(
て
)
をはなち
給
(
たま
)
ひしが、
早
(
は
)
や
其
(
そ
)
の
姿
(
すがた
)
へだたりて、
殘
(
のこん
)
の
杜若
(
かきつばた
)
裳
(
もすそ
)
に
白
(
しろ
)
く、
蘆
(
あし
)
のそよぎ
羅
(
うすもの
)
の
胸
(
むね
)
に
通
(
かよ
)
ふと、
星
(
ほし
)
の
影
(
かげ
)
に
見
(
み
)
るまゝに、
兒
(
こ
)
は
池
(
いけ
)
のたゞ
中
(
なか
)
に、
母
(
はゝ
)
を
呼
(
よ
)
びて、わツと
泣
(
な
)
きぬ。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
殘
(
のこん
)
の
暑
(
あつ
)
さ
幾日
(
いくにち
)
ぞ、
又
(
また
)
幾日
(
いくにち
)
ぞ。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
殘
部首:⽍
12画
“殘”を含む語句
不殘
名殘
殘念
殘酷
殘虐
殘忍
殘滓
殘惜
居殘
消殘
殘害
取殘
殘暑
無殘
殘月
心殘
殘骸
殘黨
殘燈
引殘
...