“じふん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自分50.0%
時分25.0%
時憤25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不圖ふといたときしなははき/\として天秤てんびんかついだ。はやしきて田圃たんぼした。田圃たんぼせばむらで、自分じふんいへ田圃たんぼのとりつきである。あをけぶりがすつとのぼつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ちひさなひよ時分じふんから、雄鷄おんどり自分じぶんべないものとばかりおもつてましたが、だん/″\おほきくなるうちに、自分じぶんえてはねてびつくりしました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
はなし好きで、文学のことになると、すぐ熱しるが、より以上、夢中になるのは、時憤じふんであった。時局や政治について、どこから聞くのか、なかなか事情通である。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)