“じしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ジシン
語句割合
自身43.6%
自信30.9%
地震11.7%
侍臣5.3%
耳心2.1%
似神2.1%
自分2.1%
慈心1.1%
慈親1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくし自身じしん持参じさんしたのはただはは形見かたみ守刀まもりがたなだけで、いざ出発しゅっぱつきまった瞬間しゅんかんに、いままでんで小屋こやも、器具類きぐるいもすうっと
「は、は、は、なんでも、ひとのできないことを、するのでなくちゃ、だめなのさ。」と、秀吉ひできちは、自信じしんありげに、いいました。
さか立ち小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
地震じしんや」「地震や」同時に声が出て、蝶子は襖につかまったことは掴まったが、いきなり腰をかし、キャッと叫んですわり込んでしまった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
支那シナの歴史の中で、東晋とうしん恵帝けいていは古今独歩の闇君あんくんと認められているが、或る年天下大いに飢え、万民こくとぼしと侍臣じしんが奏上した時に、そうか米が無いか
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「む、いつ聞いても悪くないのう……」さっきから耳心じしんを澄ましていた一角はひとりでつぶやく。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一切の枝葉を掃ひ、一切の被服を脱ぎ、六尺似神じしんの赤裸々を提げて、平然として目ざす城門に肉薄するのが乃ち此手紙である。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
長谷部老人は自分じしんの娘のような自慢口調で、こんな事を申します。
死の予告 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
併し、「たはわざなそ」という句は、悪い調子を持っていて慈心じしんが無い。とげとげしくて増上ぞうじょう気配けはいがあるから、そこに行くと家持の歌の方は一段と大きくつ気品がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)