“侍臣”の読み方と例文
読み方割合
じしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一たびこれに接して畏敬の念を生じたる春岳しゅんがくはこれをへいせんとして侍臣じしんをしてめいを伝えしめしも曙覧は辞して応ぜざりき。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
支那シナの歴史の中で、東晋とうしん恵帝けいていは古今独歩の闇君あんくんと認められているが、或る年天下大いに飢え、万民こくとぼしと侍臣じしんが奏上した時に、そうか米が無いか
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
王は侍臣じしんに命じて自分の飼鳥を放たした。その男もまた自分の飼鳥を放した。その鶉と鶉はちょっとりあったかと思うと、もう男の鶉が負けてしまった。王は心地よさそうに笑った。
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)