“なゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
地震100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かにかくにうつろふ冬や、隙間洩る風を寒みと、れはてし家にこもると、はららうつ雨のこまかに、置く霜の置くと解くれば、ふる地震なゐのふるとにつつ、おのづから霞立つ日ののどけくなりぬ。
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
地震なゐくづれそのままなれや石崖に枝垂しだれ桜は咲き枝垂れたり
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
休みなく地震なゐして秋の月明にあはれ燃ゆるか東京の街
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)