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自分
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おのれ
ふりがな文庫
“
自分
(
おのれ
)” の例文
だから、「聞いておどろく人もなし」ではいけないのです。せめて鐘の音を聞いた時だけでも、
自分
(
おのれ
)
の生活を反省したいものです。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
翌朝
(
つぎのあさ
)
早く起きいでて源叔父は紀州に朝飯たべさせ
自分
(
おのれ
)
は頭重く口
渇
(
かわ
)
きて堪えがたしと水のみ飲みて何も食わざりき。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
余りの有難さに
自分
(
おのれ
)
もまた涙聊か誘はれぬ、さて美しき姫は亡せ果てたり、美しき尼君は
生
(
な
)
り出で玉ひぬ、青〻としたる寒げの
頭
(
かしら
)
、
鼠色
(
ねずみ
)
の
法衣
(
ころも
)
、小き
数珠
(
ずゞ
)
、殊勝なること申すばかり無し
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
私は私の
本分
(
つとめ
)
を尽くすうちに、満足を見出してゆくべきです。したがって、私たちは、決して
自分
(
おのれ
)
の使命を他人に誇るべきではありません。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
母は舞台見ずやと
指
(
ゆび
)
さしたまう。舞台には
蝋燭
(
ろうそく
)
の光
眼
(
まなこ
)
を射るばかり輝きたり。母が眼のふち赤らめて泣きたまうを
訝
(
いぶか
)
しく思いつ、
自分
(
おのれ
)
は菓子のみ食いてついに母の膝に小さき頭
載
(
の
)
せそのまま眠入りぬ。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
しかし、果たして
自分
(
おのれ
)
一人が涼しい顔をして、悟りすましておられましょうか。「
鹿
(
しか
)
の鳴くこえを聞けば昔が恋しゅうて」
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
“自分”の意味
《名詞》
自 分(じぶん)
(反射指示代名詞)その人自身、自己。他者でない人。
(軍隊用語、学生用語。第一人称)私。
(関西地方などの方言。第二人称、同格または目下に対して)おまえ、あんた。
(出典:Wiktionary)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“自分”で始まる語句
自分達
自分等
自分自身
自分勝手
自分計
自分一人
自分丈
自分好
自分定
自分樣