“反噬”の読み方と例文
読み方割合
はんぜい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは池上に嫉妬のかせでぎゅう/\締めつけられながら、ついに思い切った反噬はんぜいもせず、他愛もない形で二月も過ぎ三月も過ぎ
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
打ち据えられるたびに犬はすさまじい叫びを立てて、いったん転倒したり、跳ね上ったりしたが、やがて立て直して反噬はんぜいの牙を揃える。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
足長な信玄が、駿河へ兵馬を出したことから、敵方の苦策によって、反噬はんぜいをうけたのだった。今川、北条の二家が相提携して
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)