“富津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふっつ75.0%
とみつ12.5%
ふつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富津ふっつに滞在している知り人の安否を尋ねたあと、その漁村から歩いて行けば房州ぼうしゅうのほうへ出られる道のあることを知りました。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
山領谷の尽くるところに富津とみつ猿葉さるは山がそばだち、その山裾である赤松の点々生えた、土佐絵のような弁天崎が湾に斗出としゅつしている。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
砲台のある上総かずさ富津ふつ、『延喜式神名帳じんみょうちょう』及び『三代実録』天安二年十月の条に見えている伊予越智おち郡の布都ふつ神社の布都などもおそらくは右のフトであろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)