“猿葉”の読み方と例文
読み方割合
さるは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山領谷の尽くるところに富津とみつ猿葉さるは山がそばだち、その山裾である赤松の点々生えた、土佐絵のような弁天崎が湾に斗出としゅつしている。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
雲仙火山群の一つである猿葉さるは山の険しい山脚が、海に走って形作っている木津きづの半島が紺碧こんぺきの海に突出しまたそれを隔てて更に、国崎くにざき半島が野母のも半島と相対して、大きく千々岩ちぢわ灘を抱擁していて
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)