“木津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きづ60.0%
こづ20.0%
キヅ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「十九日の晩の五ツどきに、木津きづの河岸から安治川へ。その夕方に、四国屋の裏まで、身装みなりを変えて来てくれたら、あとはお久良様がよいように手筈をしようとおっしゃいます」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「確かに、重衡卿は大犯の悪人で、仏法の敵であるが、といって、それではあまりにも、僧徒の身としては穏かでない。これは、警固の武士に任せて、木津こづのあたりで斬らせるのが良いと思うが」
彼是記憶に遠い話よりは、自分に最因縁の深い今の大阪市南区木津キヅ、元の西成郡木津村で、今から十年前まで盛んであつただいがくに就て話して見よう。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)