“木更津船”の読み方と例文
読み方割合
きさらづぶね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸橋の岸、木更津船きさらづぶねの船つきの場所に茂太郎を十文字に背負って、空を眺めて立つ白雲。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その日のこくに江戸橋を立つ木更津船きさらづぶねは、あえて日和ひよりを見直す必要もなく、若干の荷物と二十余人の便乗の客を乗せて、いかりを揚げようとする時分に、端舟はしけの船頭が二人の客を乗せて
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
駒井甚三郎は、房州の洲崎すのさきに帰るべく、木更津船きさらづぶねに乗込みました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)