“丸木船”の読み方と例文
読み方割合
まるきぶね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで大阪まで行くには如何どうしても船賃が足らぬと云う見込みこみだから、そこで一寸ちょいと船宿の名をきいおいて、れから鉄屋に別れて、諫早いさはやから丸木船まるきぶねと云う船が天草あまくさの海を渡る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
天皇はこの皇子のために、わざわざ尾張おわり相津あいずというところにある、二またになった大きなすぎの木をお切らせになって、それをそのままくって二またの丸木船まるきぶねをお作らせになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ボートはモレロたちの作った丸木船まるきぶねだ。けれどもとより二人は知らない。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)