“船津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふなつ75.0%
ふなづ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船津ふなつの阪本の弘法井は、今でも路通る人が花を上げお賽銭さいせんを投げて行きます。高家たかいえ水飲谷みずのみだににあるのは、弘法大師が指先で穿ったといって結構な水であります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「わしも、平湯から船津ふなつへ越さざあならねえから、一緒に高山までおともをしてもいいでがんす」
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
高山へ行けば、あれを後ろに廻って、船津ふなづから越中へ出る街道がある。南へ折れれば南信濃か、岐阜方面へ出るが、真直ぐに行くと白川街道だと教えられる。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)