“はやて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疾風68.0%
颶風13.4%
暴風5.2%
早手3.1%
早手風2.1%
迅風2.1%
旋風1.0%
暴風雨1.0%
速風1.0%
1.0%
颺風1.0%
飆風1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帆柱にしがみついて、しばらく様子を眺めていた周馬も、いよいよつのる疾風に、ともすると体ぐるみ吹ッ飛ばされそうになるので
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
颶風ぎる警告のために、一人けまはつた警官も、外套なしにまでぐしよれにつて——夜警小屋で、りの
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
東南寸雪の国の事也、北方丈雪の国我が越後の雪ところの雪吹は雪中の暴風雪を巻騰也。雪中第一の難義これがために死する人年々也。
朝まだき、伊太夫の大船が、竹生島の前に船がかりしてまだ動かない先に、一隻の早手がありまして、これは東の方から真一文字に朝霧を破って走りついて来ました。
わずかに開けられた窓の隙から春の迅風に巻きあげられた桜の花弁が渦を巻いて、洋机の上へ散り乱れていたが、ふたたび吹き込んだ風に飛ばされどこへともなく舞って行った。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
三輪の萬七と清吉が旋風のやうに追つかけて行くのを、平次は靜かに見やりながら言ふのでした。
それ自身本来暴風雨のような、頑丈な歌を唄い出した。
どつとばかりに津波の勢ひで村外れの河口から吹きあげてくる速風は周囲の丘に行手をさへぎられて、唸りを挙げて天に沖し、壮烈な風巻を巻き起すのが常であつた。
鬼の門 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
一陣のとなりて消えたるにや杳としてわがますらをの消息知る人もなしといふ
をといふ間もばこそ一颺風し來るに常のとは波を吹出てち墨を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
古い長火鉢の前に坐つた時にも、七輪の下をいでゐる時にも、暗い夜の闇の中に坐つてゐる時にも、をり/\飆風のやうに襲つて来る過去の幻影の混乱した中にも……。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)