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迅風
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はやて
ふりがな文庫
“
迅風
(
はやて
)” の例文
遠慮会釈もなく
迅風
(
はやて
)
は山と野とをこめて吹きすさんだ。
漆
(
うるし
)
のような闇が大河の
如
(
ごと
)
く東へ東へと流れた。マッカリヌプリの
絶巓
(
ぜってん
)
の雪だけが燐光を放ってかすかに光っていた。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
わずかに開けられた窓の隙から春の
迅風
(
はやて
)
に巻きあげられた桜の
花弁
(
はなびら
)
が渦を巻いて、
洋机
(
テイブル
)
の上へ散り乱れていたが、ふたたび吹き込んだ風に飛ばされどこへともなく舞って行った。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
迅
常用漢字
中学
部首:⾡
6画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“迅風”で始まる語句
迅風耳