“つむじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旋風60.0%
旋毛32.5%
2.5%
颶風2.5%
十字1.3%
疾風1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてその風は追々に強く烈しく旋風つむじのように捲きあがって、とうとう無惨な赤沢脳病院の最後へ吹き当ってしまったのだ。
三狂人 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
あくる朝、御納戸町へ行って、もう少し詳しく聴くつもりでいると、例のガラッ八が、旋風つむじのように飛込んで来ました。
「かめへん、かめへん。あてが寂しうなるから歸つたらいかんいふのに、歸るいふやうな旋毛つむじまがりの根性を直してやる。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
私は少し旋毛つむじ曲りなので、外国人が訪ねて来ても、本当に日本のことが知りたくて来る人にだけ親しくすることにしていた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
自分は浪人言わば失業者の大将みたいなものだから、はじめッから少々つむじまがっている。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「恐れ入りやす、へっへ、何せ最初はなからあの仕末なんで、下方連中は気を腐らすわ、雷門はつむじを曲げるわ、和泉屋さんはおろおろするばかり、へっへっへ、仲へ立った私のお開きまでの苦労と言ったら——して、あなた様は何誰どなたで?」
助五郎余罪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
それ迄はいい、それ迄は難は無えんだが、それから三日許り経つと、イフヒムの野郎が颶風つむじの様に駆け込で来やがった。
かんかん虫 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
小サイ奴が颶風つむじだよ。
ねじくり博士 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
長崎よりかへりてみれば銀座十字つむじに牛は通らずなりにけるかも
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
足で種を取るから「足の勇」と言われる位の男で、用事がありさえすれば夜中だろうが朝だろうが、疾風つむじのように飛出すのが、この男の身上だったのです。
流行作家の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)