“抂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
85.7%
まげ4.8%
4.8%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の所信を貫徹するためには、一たびかためた決心をげぬ、あくまでも、左右の言にも耳をさずに猛進するくらいの強いところが必要である。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ふたたび家を東京にうつすに及び、先生ただちにまげられ、いわるるよう、鄙意ひい、君が何事か不慮ふりょさいあらん時には、一臂いっぴの力を出し扶助ふじょせんと思いりしが
蒲「さうしてあたま癖毛くせつけの具合がな、愛嬌あいきようが有つたぢやないか。デスクの上に頬杖ほほづゑいて、かう下向になつて何時いつでも真面目まじめに講義を聴いてゐたところは、何処どこかアルフレッド大王にてゐたさ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
こりや、答へる訣にも行くまい。氏上に押し直らうとしたところで、今の身の考へ一つをげさせるものはない。上様方に於かせられて、お叱りの御沙汰ゴサタを下しおかれぬ限りは——。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)