颶風つむじ)” の例文
それ迄はいい、それ迄は難は無えんだが、それから三日許り経つと、イフヒムの野郎が颶風つむじの様に駆け込で来やがった。
かんかん虫 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
火燄かえんも螺線になッて燃えるのだが凡眼では見えないのサ。風は年中螺旋に吹てるのサ。小サイ奴が颶風つむじだよ。だから颶風なぞは恐ろしいものではない。
ねじくり博士 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)