“つじかぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツジカゼ
語句割合
辻風57.1%
旋風28.6%
施風14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風つじかぜとか火事とか饑饉とか云うわざわいがつづいて起った。
羅生門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
逢瀬あふせわかれ辻風つじかぜのたち迷ふあたり、さかりたる
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
三度が三度同じ返答で、紹巴は「ウヘー」と引退ひきさがった。なるほどこの公の歩くさきには旋風つじかぜが立っているばかりではなく、言葉の前にも旋風が立っていた。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
自分は飯綱の法を修行したが、遂に成就したと思ったのは、何処どこに身を置いて寝ても、寝たところのの上に夜半頃になればきっとふくろうが来て鳴いたし、また路を行けば行く前には必ず旋風つじかぜが起った。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
言ひたい傍題はうだいな事を言つて居る人々も、たつた此一つの話題を持ちあぐね初めた頃、噂の中の紫微内相藤原仲麻呂の姪の横佩家の郎女が、神隠しに遭つたと言ふ、人の口の端に施風つじかぜを起すやうな事件が湧き上つたのである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)