国手いしゃ)” の例文
旧字:國手
但し閨の戸では、この室には相応そぐわぬ。寝ているのは、およそ十五畳ばかりの西洋……と云うが、この部落における、ある国手いしゃの診察室で。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
枕許に看護婦一にん、右に宿直の国手いしゃたたずんで、そのわきに別に一人、……白衣びゃくえなるが、それは、窈窕ようちょうたる佳人であった。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)