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『今戸狐』
ふりがな文庫
『
今戸狐
(
いまどぎつね
)
』
これは狐か狸だろう、矢張、俳優だが、数年以前のこと、今の沢村宗十郎氏の門弟で某という男が、或夏の晩他所からの帰りが大分遅くなったので、折詰を片手にしながら、てくてく馬道の通りを急いでやって来て、さて聖天下の今戸橋のところまで来ると、四辺は一 …
著者
小山内薫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
四這
(
よつんばい
)
如何
(
どう
)
危険
(
あぶない
)
後
(
うしろ
)
矢張
(
やっぱり
)
出水
(
しゅっすい
)
橋詰
(
はしつめ
)
振返
(
ふりかえ
)
聖天
(
しょうてん
)
致方
(
しかた
)
絡上
(
まくりあ
)
衣服
(
きもの
)
裾
(
すそ
)
遂
(
つい
)
盛
(
さかん
)
皆
(
みんな
)
銜
(
くわ
)
濁水
(
だくすい
)
馬道
(
うまみち
)
漸
(
ようや
)
流込
(
ながれこ
)
故
(
ゆえ
)
某
(
なにがし
)
最早
(
もはや
)
数年
(
すねん
)
一体
(
いったい
)
或
(
ある
)
平時
(
いつも
)
家
(
うち
)
如何
(
いか
)
四辺
(
あたり
)
到底
(
とうてい
)
出水
(
でみず
)
其処
(
そこ
)
俳優
(
やくしゃ
)
何時
(
いつ
)
他所
(
よそ
)
不図
(
ふと
)