“釣鉤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つりばり71.4%
つりかぎ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今の人なら何か自分に有利な条件を提出して要求するところだが、此時分の人だから自己利益を本として釣鉤つりばりかかりのようなイヤなものを出しはしなかった。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ニューヨークの湖水では水面下八十フィートのところでマスのために仕掛けられた釣鉤つりばりでカイツブリがつかまえられたそうだが、ウォールデンはもっと深いのである。
私はみみずの胴中を突っ通した釣鉤つりかぎの状態と、みみず自身の苦痛を回顧した。
杉菜がはたけに入ると農夫は皆困るのは、その根がどこまでも深くて手ではとても抜き切れぬからで、それでまた地獄の鉦紐かねひも(伊豆賀茂)、地獄の釣鉤つりかぎ(駿河庵原いはら)、地獄の鉤つるし(同志太しだ