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釣
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つるし
ふりがな文庫
“
釣
(
つるし
)” の例文
薄暗
(
うすぐら
)
い
釣
(
つるし
)
ランプの光が
痩
(
や
)
せこけた
小作
(
こづく
)
りの
身体
(
からだ
)
をば
猶更
(
なほさら
)
に
老
(
ふ
)
けて見せるので、ふいと
此
(
こ
)
れが
昔
(
むかし
)
は
立派
(
りつぱ
)
な質屋の
可愛
(
かあい
)
らしい
箱入娘
(
はこいりむすめ
)
だつたのかと思ふと
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
薄暗い
釣
(
つるし
)
ランプの光が
痩
(
や
)
せこけた小作りの
身体
(
からだ
)
をばなお更に
老
(
ふ
)
けて見せるので、ふいとこれが昔は立派な
質屋
(
しちや
)
の可愛らしい
箱入娘
(
はこいりむすめ
)
だったのかと思うと
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
蘿月は仕方なしに雨戸を閉めて、再びぼんやり
釣
(
つるし
)
ランプの下に坐って、続けざまに煙草を
喫
(
の
)
んでは柱時計の針の動くのを眺めた。時々
鼠
(
ねずみ
)
が恐しい
響
(
ひびき
)
をたてて天井裏を走る。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
蘿月
(
らげつ
)
は
仕方
(
しかた
)
なしに
雨戸
(
あまど
)
を
閉
(
し
)
めて、再びぼんやり
釣
(
つるし
)
ランプの
下
(
した
)
に
坐
(
すわ
)
つて、続けざまに
煙草
(
たばこ
)
を
喫
(
の
)
んでは
柱時計
(
はしらどけい
)
の針の動くのを
眺
(
なが
)
めた。時々
鼠
(
ねずみ
)
が
恐
(
おそろ
)
しい
響
(
ひゞき
)
をたてゝ
天井裏
(
てんじやううら
)
を走る。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
鼠がまた
突如
(
だしぬけ
)
に天井裏を走る。風はまだ吹き止まない。
釣
(
つるし
)
ランプの火は絶えず
動揺
(
ゆらめ
)
く。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
鼠
(
ねずみ
)
がまた
突如
(
だしぬけ
)
に
天井裏
(
てんじやうゝら
)
を走る。風はまだ吹き
止
(
や
)
まない。
釣
(
つるし
)
ランプの火は絶えず
動揺
(
ゆらめ
)
く。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“釣(釣り)”の解説
釣り(つり、en: fishing)とは、釣り針、釣り糸などの道具で「魚」(主に魚類などの魚介類)を「釣る」ようにして採捕する行為、方法のことである。(魚に限定した場合は)魚釣り(さかなつり、うおつり)とも。
現代では道具としては釣り針、釣り糸、釣り竿などを使い、釣り針に餌や疑似餌をつけて行うことが一般的である。
(出典:Wikipedia)
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
“釣”を含む語句
魚釣
釣合
引釣
釣上
釣鐘草
釣魚
不釣合
釣棹
釣銭
釣瓶落
鮎釣
釣替
釣客
釣床
釣竿
釣針
釣台
釣洋燈
釣下
釣鉤
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