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温
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あたたま
ふりがな文庫
“
温
(
あたたま
)” の例文
荒尾譲介は席の
温
(
あたたま
)
る
間
(
ひま
)
の
手弄
(
てまさぐり
)
に放ちも
遣
(
や
)
らぬ
下髯
(
したひげ
)
の、長く忘れたりし友の今を
如何
(
いか
)
にと
観
(
み
)
るに
忙
(
いそがし
)
かり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
お互の身体が少し
温
(
あたたま
)
ってくると、湯気が立った。蟹の生ッ臭い
匂
(
にお
)
いがムレて、ムッと鼻に来た。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
それは人間の身体が静かになり
温
(
あたたま
)
つて来ると動き出す虫のやうに、どつかでもぞもぞしはじめ、ひとりでに歩き出し、遂ひにあたりにひろがつて、知らぬまに房一の身心をすつぽりと包んでしまつた。
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“温”を含む語句
温順
温和
温泉
温柔
温気
生温
微温
温暖
温習
温味
温雅
微温湯
温泉宿
温泉場
温厚
温室
温湯
温石
温突
温度
...