“温室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんしつ50.0%
むろ25.0%
をんしつ16.7%
サンルーム8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまえさんのような田舎者いなかものには、ここは、ちとぜいたくすぎるようなところなんだよ。ここは、人間にんげんかねをかけてつくっている温室おんしつなのさ。
みつばちのきた日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
雨あがりの涼しい風が水のように流れ込んで来て、わたしは温室むろから出たようなさわやかな気分になった。安井君は語りつづけた。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
苦勞してその温室をんしつから運んで來たに違ひないものであつた。
この中で私は、十五六歳の頃、植物栽培に熱中して、裏の藪隅の日溜りに稍々大きな温室サンルームを拵えたことなどを思ひ出した。
悪筆 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)