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温室
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おんしつ
ふりがな文庫
“
温室
(
おんしつ
)” の例文
おまえさんのような
田舎者
(
いなかもの
)
には、ここは、ちとぜいたくすぎるようなところなんだよ。ここは、
人間
(
にんげん
)
が
金
(
かね
)
をかけて
造
(
つく
)
っている
温室
(
おんしつ
)
なのさ。
みつばちのきた日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これでも小屋だってのか?
中庭
(
なかにわ
)
や、
庭園
(
ていえん
)
や、
温室
(
おんしつ
)
や、
大理石
(
だいりせき
)
の
像
(
ぞう
)
が見えないのか? これでも小屋だってのか? 犬小屋ってもののまわりには、ブナの
木立
(
こだち
)
や、ハシバミのやぶや
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
いや さうではありません 地
球
(
きう
)
にだつて
温室
(
おんしつ
)
といふのがあるですよ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
おかるは
温室
(
おんしつ
)
のなかの
孤児
(
みなしご
)
のやうに
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
往来
(
おうらい
)
に
出
(
で
)
ると、
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
きすさんでいました。それは、
温室
(
おんしつ
)
の
中
(
なか
)
で、
寒
(
さむ
)
さを
知
(
し
)
らずに
咲
(
さ
)
いた
花
(
はな
)
にはたえられないことでした。
花と少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
あのようにおうへいにいっていたらんは、ある
日
(
ひ
)
貴婦人
(
きふじん
)
が
店
(
みせ
)
のものにつれられて、この
温室
(
おんしつ
)
に
入
(
はい
)
ってきたときに
みつばちのきた日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「かわいらしい、
雪割草
(
ゆきわりそう
)
の
花
(
はな
)
だな。これを
届
(
とど
)
けてもらおうか。」といいました。そして、
雪割草
(
ゆきわりそう
)
は、その
日
(
ひ
)
の
午後
(
ごご
)
、この
温室
(
おんしつ
)
の
中
(
なか
)
から、
外
(
そと
)
に
出
(
だ
)
されたのです。
みつばちのきた日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
広
(
ひろ
)
い、
往来
(
おうらい
)
の
四
(
よ
)
つ
角
(
かど
)
のところに
花屋
(
はなや
)
がありました。
温室
(
おんしつ
)
の
中
(
なか
)
には、
外国
(
がいこく
)
の
草花
(
くさばな
)
が、
咲
(
さ
)
き
乱
(
みだ
)
れていました。
灰色の姉と桃色の妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし
草花屋
(
くさばなや
)
の
温室
(
おんしつ
)
には、スチームが
通
(
とお
)
っているので、ちょうど五、六
月
(
がつ
)
ごろの
雨
(
あめ
)
のかかったように、しずくがぽたりぽたりとガラス
戸
(
ど
)
の
面
(
おもて
)
を
伝
(
つた
)
わって、
滴
(
したた
)
っているのでした。
花と少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“温室”の意味
《名詞》
温 室(おんしつ)
植物を栽培するなどの目的で保温設備をした建物。
(出典:Wiktionary)
“温室”の解説
温室(おんしつ)とは、内部の温度を一定に保てるようにしたガラスやプラスチックフィルムなどで作られた建物。多くの場合、温度を上げることで、農家が農作物を栽培するために使用する他、植物園で暖かい地方の植物を展示・研究するのに利用される。
日本では、木や障子紙などで作られたものを暖室(おかむろ)や唐室(とうむろ)という。
(出典:Wikipedia)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“温”で始まる語句
温
温和
温泉
温順
温柔
温気
温暖
温味
温泉宿
温泉場