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『悪筆』
ふりがな文庫
『
悪筆
(
あくひつ
)
』
縁側の敷居には硝子戸がはまつてゐる。 あたり前の家と同じく勿論これは昼間だけの要で、夜になれば外側に雨戸が引かれるのだと私は、はじめ思つてゐたのだつたが、それが、これ一枚で雨戸兼帯だつた。——夜になると、この内側には幕を降ろさなければならな …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第二十三巻第一号」新潮社、1926(大正15)年1月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約33分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
流行
(
はやる
)
温室
(
サンルーム
)
憤
(
おこ
)
仮面
(
めん
)