“微温湯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬるまゆ70.0%
ぬるゆ15.0%
びおんとう10.0%
びをんたう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お増は楊枝ようじや粉を、自身浅井にあてがってから、銅壺どうこから微温湯ぬるまゆを汲んだ金盥かなだらいや、石鹸箱などを、硝子戸の外の縁側へ持って行った。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
第六 毎日まいにち一度いちど冷水ひやみづあるひ微温湯ぬるゆにて身體からだ清潔きれいぬぐひとり、肌着はだぎ着替きかへべし。入浴ふろは六七日目にちめごとなるたけあつからざるるべきこと
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
と千吉君は口車に乗って、入るとナカ/\出られないような微温湯びおんとうへ飛び込んだ。
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
かへりがけに玄關げんくわんわき藥局やくきよくで、粉藥こぐすりまゝ含嗽劑がんそうざい受取うけとつて、それを百ばい微温湯びをんたう溶解ようかいして、一にち數回すうくわい使用しようすべき注意ちゆういけたとき宗助そうすけ會計くわいけい請求せいきうした治療代ちれうだい案外あんぐわいれんなのをよろこんだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)