“溶解”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようかい54.5%
とろ27.3%
と9.1%
とか9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼(かれ)は眼前(がんぜん)に氷(こほり)が閉(と)ぢては毎日(まいにち)暖(あたゝか)い日(ひ)の光(ひかり)に溶解(ようかい)されるのを見(み)て居(ゐ)た。彼(かれ)にはそれが只(たゞ)さういふ現象(げんしやう)としてのみ眼(め)に映(うつ)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
婦人は苦(あっ)と身悶(みもだ)えして、仰向(あおむけ)に踏反返(ふんぞりかえ)り、苦痛の中にも人の深切を喜びて、莞爾(にっこり)と笑める顔に、吉造魂飛び、身体溶解(とろ)け、団栗眼(どんぐりまなこ)を糸より細めて
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「一思いに殺さばこそ、一日々々体を腐らせ骨を溶解(と)かして殺そうというのもお父様の怨みが晴らしたいからさ」
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と肺肝を絞る熱涙滴然、もって人類の石心を和(やわら)ぐべく鉄腸を溶解(とか)すべし。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)