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溶解
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とろ
ふりがな文庫
“
溶解
(
とろ
)” の例文
婦人は
苦
(
あっ
)
と
身悶
(
みもだ
)
えして、
仰向
(
あおむけ
)
に
踏反返
(
ふんぞりかえ
)
り、苦痛の中にも人の深切を喜びて、
莞爾
(
にっこり
)
と笑める顔に、吉造魂飛び、身体
溶解
(
とろ
)
け、
団栗眼
(
どんぐりまなこ
)
を糸より細めて
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
帯の
結目
(
むすびめ
)
、
袂
(
たもと
)
の
端
(
はし
)
、
何処
(
どこ
)
へちょっと
障
(
さわ
)
っても、
情
(
なさけ
)
の露は男の骨を
溶解
(
とろ
)
かさずと言うことなし、と申す
風情
(
ふぜい
)
。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
溶解
(
とろ
)
けんばかりの
顔色
(
かおつき
)
を、銀平は
覗
(
のぞ
)
きて
追従
(
ついしょう
)
笑い
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“溶解”の解説
溶解(ようかい、en: dissolution)とは溶質と呼びあらわされる固体、液体または気体が溶媒(液体)中に分散して均一系を形成する現象。
その生成する液体の均一系は溶液と呼ばれる。溶解する場合の分散は単一分子であったり、分子の会合体であったりする。あるいは金属工学などでは金属の融解(英: melting)を溶解と呼ぶこともある。
(出典:Wikipedia)
溶
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“溶”で始まる語句
溶
溶岩
溶々
溶鉱炉
溶溶
溶化
溶巌
溶炉
溶暗
溶液